前回記事に関連して…
季たぐには、北近畿タンゴ鉄道(KTR:現「京都丹後鉄道」)に乗ったことがある。
今から13年ほど前の話だ。
当時は漠然と「鉄道」というものに興味があり、撮影は二の次だったのでカメラも持たずに出かけた。
撮影は全てガラケーカメラ、しかも3枚しか撮っていない。
行程は以下の通りの日帰り強行。
富山(サンダーバード)→敦賀(小浜線普通)→西舞鶴?(KTR普通)→豊岡(山陰本線下り普通)→餘部→浜坂(山陰本線上り普通?)→城崎温泉(特急)→京都(サンダーバード)→富山
KTR「TANGO悠遊号」
有名な由良川の河口はコトコト徐行して渡り、海の絶景ポイントでは停車してくれたのを憶えている。
旅の目的は乗り鉄と、架け替えが決定していた余部鉄橋を見ることだった。
餘部駅は橋を渡り切った画面右上にある。鉄橋の高さは40m余、集落から歩いて登るにはかなりハードな駅だった。
2010年にコンクリート橋に変わり、美しい橋は、ごく一部を残して撤去されてしまった。
山陰本線を更に下り、2駅先の浜坂まで行った理由が思い出せないが、駅のベンチで駅弁を爆食いしてから今度は来た道を折り返し、城崎温泉で下車。
昔ながらの温泉街をブラブラし、雰囲気だけ堪能。
乗った特急が「はしだて」?381系だったのだろうか。一枚も撮影していないことが悔やまれる。
京都から最終のサンダーバードに乗り、富山へ着いたのは零時頃だった。
KTRの新車を見たら、この旅の記録が見たくなり、ガラケーからデータを取り出した。
撮影日:2008/8/9
東海道・山陽新幹線には今まで数えるほどしか乗ったことが無い。
700系と、ハローキティ500系は見て(撮って)おきたくて、新大阪へ向かった。
こだま728→こだま737?
700系レールスター
おお~これが700系!確かにカモノハシだわぁ~
後になって、上洛される岡山のセレブなブロ友さまがご乗車だったとわかった。
ホーム上で濃厚接触寸前だったと思われる。
なんという偶然!なんという運命の糸!(意味不明)
この運用はレールスターじゃないと思っていたんだけどな?
ひかり442→こだま739?
700系レールスター
こだま741
500系「ハローキティ新幹線」
でたぁ~
関西人って本当にキティ好きなんだなぁ。「はるか」やかつての阪堺のラッピングにもキティが使われている。
鉄チャンならずとも、撮影するお客が多い。人が引けるまで暫く待ち…
おおお~ラッピングはともかく、500系ってやっぱりカッコいい!
キティのラッピングが…惜しいわぁ。
新幹線のイメージが…(汗)
「……。」
ブラインドにもしっかり「Hello Kitty Shinkansen」
「……。」
500系も700系も、本数が少ない。
「次」はもう無いかもしれないなぁ。
これにて撮影終了。
新大阪駅でお土産を買い込み、ギネスを1杯ひっかけて、高速バスに乗り込む。
この1週間後、学校の一斉臨時休校が始まり、新型コロナウィルス感染拡大が深刻さを増した。
きたぐに旅館も経営危機に?!
早く収束してくれないとなぁ~
撮影日:2020/2/23
撮影地:JR新大阪駅
前日、京都駅から五条の宿までは、市バスに乗ることもできたが、結局雨の中を歩いた。
そして翌日…前夜のルートをそのまま再び歩いた。
当時通っていた銭湯は2軒、定休日や閉店時間の違いで使い分けていたが、1軒は建物ごと無くなり、1軒は建物はそのままあったが、営業してないようだった。(営業をやめてから日がそんなに経っていないように見えた)
夜中に通った銭湯…し~んと静まり返った家々の間を歩いたり、自転車で走ったり。
京都に来るにあたり、思い出にひたる目的は無なかったが、やはり何となく自分が生きた痕跡を確かめたくなる。
豊臣秀吉が朝鮮征伐の際に持ち帰ってきた、現地の人々の削がれた耳や鼻を供養する「耳塚」の前を通り、川端通りを横切り、鴨川にかかる正面橋を渡る。
ふと…すごい洋館が目に入る。
「山内任天堂」?
世界的ゲームメーカー任天堂は確か京都の会社だ。最初は花札のメーカーだったと聞いたことがある。
帰ってから調べると、やはりこれは昭和5年創建の任天堂の旧本社社屋で、近々ホテルにリノベーションされる計画が有るらしい。ちゃんと撮っとけばよかった。
京都駅までは30分とかからない。
駅にほど近いところに建っている「電気鉄道事業発祥地」の碑。
明治28年、日本最初の「電車」が走ったのは京都なのね。知らなかったなぁ!
京都駅にはお目当てが…
ワイドビューひだ25号高山行
あれ?4両編成…10両くらいのを勝手に期待してきたので拍子抜けした。
どうも名古屋で増結するようだ。とほほのほ。
ぬお~、これじゃ富山と変わらんではないか~(勝手に勘違いしたくせに)
撮影日:2020/2/23
撮影地:JR京都駅
Author:季たぐに
鉄が集うバーチャル旅館「きたぐに」へようこそ!